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短編アニメーションを描く人の、特に短編アニメーションと関係ないブログ

手書きアニメーションと【マッドマックス 怒りのデスロード】の圧倒的類似性について

マッドマックス 怒りのデスロード】に熱狂しています。

V1、V2と経て昨日のV3はついに立川極上爆音を果たしました。やばい〜イモータンジョーの演説が3D仕様〜〜。来週余力があったらひとり立川したい気持ちでいっぱいです。V2の時点では頑張って「イマジナリーラインが...画面の色の操作が...」とか頑張って考えてたんですけどシダテルへと戻るあたりでいわゆる掛け算ができない状態になってたのでV3では観念して萌える〜ってポイントだけ探していました。V8!V8!

で、どうしてここまで熱狂してるのかというと、流行に乗ってわーきゃー!とかではないです(とっかかりはそうですけど)。ちゃんとした理由があると思います。ヨドバシカメラのカードを持ってる彼氏にオラ予約注文しろよと頼んでたメイキング本を読んでてとあることに気づきました。

それは、「わたしの目指すべきところは【マッドマックス 怒りの〜】」というところです。

わたしはいわゆる手書き短編アニメーション制作に従事している人間です。3DCGだったりを使いこなすことができない(少しかじったけどめげた)し、ペンタブのすべり具合がとても苦手なので、基本的に線画はアナログで作業しています。着色は効率性考えてデジタルだけど。

で、そういう作品の作り方をしているわたしが、最終的に目指す地点って【マッドマックス 怒りの〜】なんじゃないのか、と思った次第です。そりゃ興行収入的に大ヒットしてる映画を目指すっていうのは当たり前なんだけど、もっとこう!あるんすよ!!

語ります。

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◆《表現手法に於けるアナログ性の類似》

前述したようにわたしは基本的にアナログでアニメーションを作ってます(今は色鉛筆とコンテで作り始めたのでヒィヒィ言ってます)。さっき言ったようにデジタルが苦手なこととの兼ね合いもあるんですけど、それよりも、アナログっていうだけで作品としてメリットがかなり大きいと思うのです。メリットという言い方はあれだな、魅力がある。一枚一枚全部アナログで描いたゆえの質感だったり粗さだったりがかなり作品としての魅力に繋がってきやすいのです(もちろんデジタルにはデジタルのサイコーさがあります)。ちなみにわたしはアナログ且つフルフレーム(秒間24枚作画)信者です。

で、【マッドマックス 怒りの〜】。言わずもがな「CG最低限にしてカーチェイスとか爆発とか全部撮影したよ」映画です。CGに頼らないことによる圧倒的映画的魅力がヤバイ汁が溢れ出るヤバイ。あれをもしCG多用してたらここまでの魅力は出なかったかもだろうな〜と。で、それってアナログ作画に繋がるところがあるなーと思ったのです。マックスが砂埃の中を(血液袋として)爆走しているスチルを見て、すごくアナログ作画的なテクスチャ感だなあ、生だなあ、みたいな。

◆《圧倒的に独創的な世界観なのにすぐわからせる明快なプロット》

今わたしが大学院で教えを受けている先生の指導方針には、大きくふたつの柱があります(とわたしは認知しています)。それは、《わかりやすいプロット》と《独創性のある世界観》。人に伝えたいことがあるんだからそれがわかってもらえなきゃしょうがない。でもだからってありきたりな絵の世界観ではつまらなくなっちゃう。というのが基本です。

これが、ヤバイです。今までわたしはそのふたつの両立とかどう考えても相反してるだろまあ相反してるまでは行かなくても反比例しやすいだろ無理だろ!とか思ってましたが、【マッドマックス 怒りの〜】を観て「これが先生の言ってたことだったんだ!!!答えはここにあったんだ!!!!V8!!!!!!」ってなりました。あんなもう常識でないわけわかんね〜世界観なのに冒頭だけで全部「あっそういう世界なのね」って飲み込ませちゃう感ヤバイ。最後まで世界観作りを貫き通しつつ話の作りも全く甘くならないのヤバイ。無駄も何もかも一切削ぎ落とされてるのに無駄だらけなのマジでヤバイ。

今まで「どっちかが突出してれば良い作品だろ〜」とか思っちゃったりしてたけどどっちも両立しててヤバイ作品が出てきてしましました本当にせんせい疑ってごめんなさい。

そんな感じで、圧倒的に手書きアニメーションと【マッドマックス 怒りの〜】は似てるのです。似てるというか、(わたし的な)手書きアニメーションにおけるヴァルハラは【マッドマックス 怒りの〜】なのです。圧倒的に。

というわけで、わたしは人生の長期目標に【マッドマックス 怒りの〜】を据えました。30歳までにはそこまでの作品を作りたいなァ〜。7月のわたしの少ない稼ぎと生活費はロードショー代とメイキング本代に消えたので、8月の稼ぎと生活費はDVDに消えることでしょう。